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そうさく畑に
出てみたいなあ・・・と思いつつ。
あ、そうさく畑っていうのは、オリジナルオンリーの自費出版同人誌展示即売会のことです。
ふだんはもっぱら二次創作でしか漫画を描いたことがないのですが、
やっぱりどっかで憧れがあります。

二次創作の場合、すでにあるキャラクターでストーリーで、何の前置きもいらず読者もある程度確保されているという点でとても楽なのですが、その分制約があります。
銀英をやりつつ、今まではうまいこと(?)自分の描きたいことを既存のキャラに当てはめてきたわけですが、絵的にはやはり自分の思い通りにするというわけにもいかないところが多々あります。ぶっちゃけ、描ける衣装はほとんど軍服です(笑)
苦手なのでできうる限り避けてきたものもありますが・・・(メカとかメカとかメカとか)

なんかそういうのがいつの間にやら溜まっている感じです。
てかターバン巻いた中東系のおじさんが描きてえー!!(魂の叫び)
だれかすんごい絵の上手い漫画家が一人でもまっとうなイスラーム圏が舞台の漫画を描いてくれればたぶん、自分で描かなくても満足できると思う。
でもなかなか描いてくれへんねんもん誰も。

イタリア・ルネサンスなら惣領冬実の「チェーザレ」やかわぐちかいじの「COCORO」、
イギリス・ヴィクトリア朝なら森薫の「エマ」
中国史なら皇なつきがいるのになー。
時代考証や細部にまでこだわって、その土地の空気感や生活感まで絵で表現しようとしているようなイスラーム圏の漫画をほとんど見たことがない。

五十嵐大介の「魔女」に出てくるイスタンブールは、数少ない例外。
作者がイスタンブールに行ったことがないと信じられないくらい、雰囲気をばっちりつかんでいるのだが(アヤソフィアや地下宮殿もでてくる)、いかんせん短編でホラーなのでトルコ自体を求めて読むと物足りないものが残る。

私の中東好きを知る友人が、モンキー・パンチの「アラビアン・ナイト」を以前貸してくれたが
絵は上手いんだけど、おじさんはかっこいいんだけど・・・なんていうか
なんていうか・・・!
なぜ、
女の人がみーんなベリーダンサーのへそだし露出ルックなんですか・・・!?
もういいよ・・・妖艶アラビア美女のお色気は・・・イスラーム教徒ならせめて肌の露出の少ない服を着ようよ・・・(ごめん友人)

他国のことを描くと絶対誤解や主観的な間違いが入るのは避けられないとはいえ、
オリエンタリズムに疑念すら抱かずあぐらをかくのは、どうかと思うのです;

どうせイスラーム圏を描くならば。
・スカーフをしていない女性と家族以外の男性を同じコマに描かない
・コーランを詠唱しているときはアラビア文字で
・背景や飾りには幾何学文様を多用

などといったところにこだわってもらえると大変萌えます。
あ!家は中庭つきで!壁をくりぬいた棚(いろんな形があって大変かわいい)とか、透かし彫りの衝立や窓とか・・・(うっとり)
いい加減、ハーレム以外の場所のイメージができてもいい頃だ。



まあ自分で描いても、画力と時間を資料がなくて大口たたくほどいいものができないことはわかりきってはいるのですが、ね。
そうさく畑は、イラストコンテストやスペース以外のところに本を展示する「図書館」とよばれるのがあったり、お茶の時間があったりするようで、なんだかとっても楽しそうなのです。
でも本を出さないと出展できない・・・くっ!
by youmei-uzbek | 2007-01-27 22:39 | オタク
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